社会医療法人壮幸会行田総合病院 様

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放射線科室長
白石雄一氏

平成16年2月より、イメージワン社製DICOM Serverシステム『POP-Net Server』を運用している行田総合病院。高速画像配信に対応した同製品により、ワークフローが大幅に改善されたという。導入するに至った経緯やその使用感を、同院放射線科室長の白石雄一氏に伺った。

『POP-Net Server』と電子カルテとのスムーズな連携で業務効率が向上

昭和63年12月に開院し、地域医療支援病院として医療連携の中枢を担ってきた行田総合病院。320列エリアディテクタCTが1台、64列マルチスライスCT・16列マルチスライスCTが各1台、1.5T MRIが1台稼働している。同院がイメージワン社のDICOM Serverシステム『POP-Net Server』を導入したのは平成16年2月。
それ以前は、膨大な数のフィルム管理が悩みの種だった。フィルムの保管場所確保はもちろんのこと、比較読影用の画像を医師から頼まれる度に、フィルムの山から該当画像を探しだす労力が必要となっていた。 「フィルムの搬送やレポートを探す手間がなくなったことで、ワークフローが大幅に改善されましたね。当院では、CTやMRI、一般撮影装置はもちろんのこと、アンギオやX線テレビ装置、デジタイザーやオペ室で使用している外科用イメージを接続し、よりスムーズな業務遂行を心掛けております」と白石氏は語る。 各装置との接続はもちろん、電子カルテシステムとの連携の良さも『POP-Net Server』の特長だ。同院では、以前から稼働していた電子カルテを、昨年新しいバージョンへと入れ替えた。これにより、電子カルテと連動した院内への画像配信が、より高速に表示できる様になった。導入当初は1.5TB程度だったサーバも、現在は5TBのDICOMサーバとバックアップ用のHDD 5TBで運用しており、利便性だけでなく安全性も確保されている。 電子カルテと連動した院内画像配信のメリットについて、以下に詳細を紹介していく。
「POP-Net Server」本体 行田総合病院/フィルムシステムの構成

スピーディーな画像表示で診察時間短縮

職員のフィルム管理業務を大幅に削減してくれた『POP-Net Server』だが、日々の業務においてもワークフロー改善をはかってくれる。白石氏が特に気に入っている点は、その使いやすい検索機能だ。インターフェイスは直感的に扱えるようデザインされており、保管データをIDや生年月日、モダリティの種類ごとに、誰でも簡単に検索できるのが特徴だ。同製品は、各モダリティから受信したデータを運用目的に合わせた圧縮率にて変換・保存するので、サーバの容量を最小限に抑えつつ、安定稼働しながらデータの受信・保存・配信を行ってくれる。「PACSを導入する際には、イメージワン社以外にも、さまざまなメーカに話を伺いました。しかし、『POP-Net Server』以上に使い勝手が良い製品はなかったですね」と白石氏は話す。 放射線科ではイメージワン社製のビューワ『POP-Net Essential』とレポートシステム 『ConnectioReport』を導入している。常勤の放射線科医は「画像の閲覧がスピーディーになったおかげで、読影時間を大幅に削減できるようになりました。気になった点は、すぐに過去画像から確認できます。院内画像配信により、主治医との打ち合わせをそれぞれのデスクで行える点も大変助かっています」と語るなど、その使用感に満足げだ。320列エリアディテクタCTをはじめとする各モダリティの導入により、画像枚数が大幅に増えている同院だが、大量の画像を同時にWEB配信してもストレスなく運用できているという。

オペ室の大型モニタに画像を配信オペ中のマーキングや計測も直感的でスムーズ

オペ室には46インチモニタが設置されている オペ室には46インチモニタが設置されている
また、同院のオペ室には4台の46インチモニタが設置されており、そこにも検査画像を配信できるよう整備されている。このオペ室のフィルムレス化は診療医からも好評で、「大画面モニタに画像が配信されるから、オペ中でもストレスなく画像を確認できる点が素晴らしいです」「オペの進行がよりスムーズになりました」といった声が白石氏に寄せられているという。 また、病変をマーキングする機能やその大きさを計測する機能が特に重宝されているとのこと。「イメージワン社の製品は、PACSにしてもビューワにしても直感的に扱えるところが素晴らしいですね。オペ中にビューワを扱うオペ室スタッフも、この点を特に気に入っていました」と白石氏は話す。PACSとビューワをイメージワン社製に揃えることで、製品のポテンシャルを最大限生かしながら運用しているようだ。

トラブルを未然に防ぐリモートメンテナンス

地域医療ネットワーク「とねっと」のイメージ図 地域医療ネットワーク「とねっと」のイメージ図
多くの導入施設が気にするトラブルシューティングについても、白石氏は満足していると語る。その理由は、万全のサポート体制にある。イメージワン社はリモートメンテナンスを実施しており、万が一「画像の送信ができない」といったトラブルが発生しても、すぐさま対応してくれる。 またトラブルを未然に防ぐことにも注力されている。同院では、以前、サーバのひとつが不調になりかけたことがあったという。白石氏を含め、同院スタッフはそのことに気が付かなかったものの、イメージワンのリモートデスクからの連絡で、初めてサ ーバが故障寸前であることが判明した。「サーバが本格的に故障する前に交換できたことで、なんとか事なきを得ました。未然に防いでくれたことで、イメージワン社をさらに信頼するようになりました」と白石氏は語る。導入施設の業務が滞らないよう、 さまざまなサポート体制が整えられている点は、各施設にとって心強いと言えるはずだ。 地域連携ネットワーク『とねっと』との連携により 円滑な医療をサポート  同院が加盟する埼玉利根保健医療圏医療連携推進協議会は、2012年7月より地域医療ネットワーク『とねっと』の運用開始を予定している。このネットワークは、地域の医師や看護師不足の中、限られた人材や高度医療機器などを有効活用し、地域のかかりつけ医と中核病院が役割を分担しながら医療を提供していくことが目的だ。 患者に発行される「かかりつけ医カード」により、検査結果や投薬情報を共有できるようになる。
また、重複検査や薬の重複投薬を未然に防ぐことができるなど、患者にとっても医療機関にとってもメリットは大きい。 「『とねっと』の運用開始にあたり、イメージワン社には『とねっと』との連携をお願いしました。診察履歴をはじめとする各情報がスムーズに提供できるよう、イメージワン社と共に運用開始までに準備を整えたいと思っています」と同院システム管理者は語る。全国で進められている地域診療情報連携推進システムとの連携も、イメージワン社は手掛 けていくということだ。

社会医療法人 壮幸会行田総合病院

昭和63年12月の開院以来、急性期病院として診療内容の充実や病院施設の整備を推進してきた同院。平成16年には地域医療支援病院、平成22年には災害拠点病院に指定されている。平成23年5月には社会医療法人となり、日赤病院や済生会病院など公的医療機関と同様に、公益性の高い医療機関となった。その後も、病気の予防や治療、介護や在宅医療支援といった医療・福祉の総合的な支援体制強化に注力。かけがえのない命を守る医療従事者として、「常に学ぶ姿勢」「奉仕と感謝」「責任の自覚」を基本理念に日々研鑽している。

所在地:所在地:埼玉県行田市持田376 
TEL:048-552-1111
URL:http://gyoda-hp.or.jp/
病床数:504床
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