TOPICS

農業センシング利用で「Pix4Dmapper」と「Pix4Dfields」のどちらを選択すべきか?

2018.07.18 コラム
ソフトウェアの選択基準は必要とするデータの種類とデータ利用の目的になります。

Pix4D社にてマルチスペクトラムカメラで撮影した画像からNDVI等の植生指数を求めるソフトウェアは、従来よりご提供をしているPix4Dmapperと、新しくリリースをされたPix4Dfieldsの2種類がございます。農業分野のIoT化で植生計算を行う場合、どちらのソフトウェアを選択すべきか、ユーザー様側で判断に困る場合がございますので、双方のソフトウェアの特徴を示しますので、ご導入時の判断に役立てて頂ければ幸いです。

Pix4Dmapper

デジタルカメラ、熱赤外線カメラ、マルチスペクトラムカメラで撮影した画像から点群データ、3Dメッシュデータ、DSM、オルソモザイクの作成のほか、指数計算機能によって植生指数等の計算式をユーザー自身で作成し、画像処理が可能です。

メリット

1)1つのソフトウェアで測量分野、農業分野の両方で利用可能です。
2)画像処理で使用可能なカメラの種類に指定がありません。
3)標定点や検証点などを含めた位置決定が可能なため、高精度な絶対位置をを求めることが可能です。
4)極端な高低差がある場所でも計算が可能です。
留意すべき点
1)NDVI以外の植生指数を計算する場合には、指数計算機能を使って自分で計算式を入力する必要があります。
2)植生指数の出力データのみ必要であっても空中写真測量の計算手法を用いた画像処理を行う必要があるため、Pix4Dfieldsよりも処理時間は長くなります。
3)WindowsPC専用で、ソフトウェア側で要求されるマシーンスペックがPix4Dfieldsよりも高いものとなります。

Pix4Dfields

マルチスペクトラム画像から植生指数を計算することに特化するソフトウェアのため素早く計算結果を確認することが可能です。

メリット

1)農業分野に特化しや処理アルゴリズムへ見直しているため、Pix4Dmapperよりも植生指数の計算に要する時間が短縮しています。
2)ユーザーインターフェースを大幅に見直しており、直観的な操作画面となっています。
3)WindowsPCのほかMacPCでも画像処理ができるようになりました。

留意すべき点
1)画像処理できるカメラは、ソフトウェア側にて指定したものに限定されます。
2)植生指数の計算式を自分で入力することはできません。
3)画像処理時に標定点などの位置情報を含めた高精度な絶対位置の計算はできません。
4)ソフトウェアの処理アルゴリズムの特性上、高低差の大きい圃場や田畑の植生計算には向きません。

以上のメリット・留意点を総合的に判断して頂き、ご利用目的に合わせたソフトウェアを選択していただければ幸いです。なお、Pix4D社ではご購入後にソフトウェアのライセンスを変更するアップグレードサービスは行っておりませんので、ご留意願います。
pagetop